【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜12月期の京阪中之島線 (中之島駅~天満橋駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は81.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +13.9%( +9.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 195 件(1年前(2022年)に比べて -5.3%( -11件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 19.5年から -18.3 %減)。平均専有面積は 52.9 ㎡ (昨年 53.4 ㎡から -0.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。天満橋駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは天満橋駅で昨年に比べ +13.5 %、単価は 71.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(天満橋駅)は +13.5 %(単価 +8.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(中之島駅)は +6.3 %(単価 +5.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 19.5 年 → 2023年 16.0 年、-18.3 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.0 % → 2023年 9.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 20.5 % → 2023年 10.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.1 % → 2023年 19.1 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 22.0 % → 2023年 3.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中之島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は96.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +6.3%( +5.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 76 件(1年前(2022年)に比べて +20.6%( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった天満橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は71.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +13.5%( +8.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 118 件(1年前(2022年)に比べて -17.5%( -25件/㎡)と不調に推移しています。)。
京阪中之島線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
中之島駅 | 96.6万/㎡ (14.2年/70.4㎡) | 90.8万/㎡ (11.1年/69.5㎡) | 74.7万/㎡ (15.1年/65.9㎡) |
渡辺橋駅 | - | - | - |
なにわ橋駅 | 90.7万/㎡ (17.0年/75.0㎡) | - | 81.5万/㎡ (15.5年/65.0㎡) |
天満橋駅 | 71.1万/㎡ (17.2年/41.5㎡) | 62.6万/㎡ (23.2年/46.4㎡) | 56.5万/㎡ (22.6年/42.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
天満橋駅 71.1 万/㎡(昨年同期比 +13.5 %)
天満橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は71.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +13.5%( +8.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 118 件(1年前(2022年)に比べて -17.5%( -25件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 17.2年(昨年 23.2年から -26.1 %減)。平均専有面積は 41.5 ㎡ (昨年 46.4 ㎡から -10.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 23.2 年 → 2023年 17.2 年、-26.1 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.4 % → 2023年 16.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 27.3 % → 2023年 12.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 19.6 % → 2023年 23.9 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 9.8 % → 2023年 6.0 %)
中之島駅 96.6 万/㎡(昨年同期比 +6.3 %)
中之島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は96.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +6.3%( +5.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 76 件(1年前(2022年)に比べて +20.6%( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.2年(昨年 11.1年から +27.4 %増)。平均専有面積は 70.4 ㎡ (昨年 69.5 ㎡から +1.3 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 11.1 年 → 2023年 14.2 年、+27.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 3.1 分 → 2023年 3.6 分、+15.6 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 8.1 % → 2023年 11.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.8 % → 2023年 7.9 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示