【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期の養老鉄道 (美濃松山駅～揖斐駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.9万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -18.8％( -8.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 50 件(１年前(2022年)に比べて -24.2％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 22.6年から +24.1 ％増)。平均土地面積は 101.8 坪 (昨年 102.5 坪から -0.6 ％減)。平均建物面積は 52.0 坪 (昨年 54.9 坪から -5.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。揖斐駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは揖斐駅で昨年に比べ +22.9 ％、坪単価は 15.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(揖斐駅、美濃青柳駅)は +19.7 ％(坪単価 +4.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(烏江駅、広神戸駅)は -71.6 ％(坪単価 -22.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 22.6 年 → 2023年 28.0 年、+24.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 32.2 分 → 2023年 37.8 分、+17.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 ％ → 2023年 35.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 28.3 ％ → 2023年 25.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北大垣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.7万円/坪(21.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +4.3％( +2.9万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった烏江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.2万円/坪(1.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -86.8％( -27.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 養老鉄道 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 美濃松山駅 | 27.9万/坪 (27.5年/103坪) | 36.7万/坪 (15.5年/118坪) | 9.9万/坪 (47.5年/27.2坪) |
| 石津駅 | - | 7.3万/坪 (34.2年/60.0坪) | 26.0万/坪 (37.5年/39.3坪) |
| 美濃山崎駅 | - | - | - |
| 駒野駅 | 9.3万/坪 (38.5年/77.1坪) | 8.3万/坪 (37.5年/206坪) | 10.0万/坪 (27.0年/238坪) |
| 美濃津屋駅 | 25.6万/坪 (45.5年/57.5坪) | - | - |
| 養老駅 | 6.1万/坪 (49.5年/60.5坪) | - | 32.8万/坪 (27.8年/240坪) |
| 美濃高田駅 | - | 15.7万/坪 (37.5年/129坪) | - |
| 烏江駅 | 4.2万/坪 (50.5年/322坪) | 31.6万/坪 (23.5年/99.8坪) | - |
| 友江駅 | - | - | 47.9万/坪 (32.5年/119坪) |
| 美濃青柳駅 | 39.9万/坪 (28.0年/60.5坪) | 34.3万/坪 (34.0年/124坪) | - |
| 西大垣駅 | - | - | 59.2万/坪 (36.5年/65.6坪) |
| 大垣駅 | 52.1万/坪 (24.6年/75.6坪) | 60.8万/坪 (15.6年/76.2坪) | 54.7万/坪 (16.9年/66.1坪) |
| 室駅 | - | - | - |
| 北大垣駅 | 70.7万/坪 (0.5年/74.1坪) | 67.8万/坪 (0年/56.0坪) | 15.7万/坪 (0年/71.1坪) |
| 東赤坂駅 | - | - | - |
| 広神戸駅 | 13.6万/坪 (31.0年/198坪) | 31.1万/坪 (38.2年/156坪) | 26.9万/坪 (27.5年/128坪) |
| 北神戸駅 | - | - | - |
| 池野駅 | 19.4万/坪 (25.5年/251坪) | - | 4.1万/坪 (41.5年/37.8坪) |
| 北池野駅 | - | - | - |
| 美濃本郷駅 | 25.4万/坪 (35.5年/206坪) | - | - |
| 揖斐駅 | 15.9万/坪 (28.5年/82.0坪) | 12.9万/坪 (39.0年/216坪) | 6.7万/坪 (44.7年/86.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
揖斐駅 15.9 万/坪(昨年同期比 +22.9 ％)
揖斐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +22.9％( +3.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 28.5年(昨年 39.0年から -26.9 ％減)。平均土地面積は 82.0 坪 (昨年 216.0 坪から -62.1 ％減)。平均建物面積は 68.1 坪 (昨年 83.7 坪から -18.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 39.0 年 → 2023年 28.5 年、-26.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 25.0 ％)
美濃青柳駅 39.9 万/坪(昨年同期比 +16.5 ％)
美濃青柳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.9万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +16.5％( +5.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 28.0年(昨年 34.0年から -17.6 ％減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 124.0 坪から -51.2 ％減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 40.8 坪から -40.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 34.0 年 → 2023年 28.0 年、-17.6 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 37.5 分 → 2023年 17.5 分、-53.3 ％と大きく減少)
烏江駅 4.2 万/坪(昨年同期比 -86.8 ％)
烏江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.2万円/坪(1.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -86.8％( -27.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 50.5年(昨年 23.5年から +114.9 ％増)。平均土地面積は 322.2 坪 (昨年 99.8 坪から +222.7 ％増)。平均建物面積は 118.0 坪 (昨年 34.8 坪から +239.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 23.5 年 → 2023年 50.5 年、+114.9 ％と大きく増加)
広神戸駅 13.6 万/坪(昨年同期比 -56.4 ％)
広神戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -56.4％( -17.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 38.2年から -18.8 ％減)。平均土地面積は 197.8 坪 (昨年 156.4 坪から +26.5 ％増)。平均建物面積は 67.7 坪 (昨年 71.1 坪から -4.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 38.2 年 → 2023年 31.0 年、-18.8 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 14.0 分 → 2023年 60.0 分、+328.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示