【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜12月期のJR博多南線 (博多駅~博多南駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 177万円/坪(53.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +70.6%( +73.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 124 件(1年前(2022年)に比べて -21.5%( -34件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.8年(昨年 19.5年から +6.8 %増)。平均土地面積は 68.7 坪 (昨年 72.9 坪から -5.7 %減)。平均建物面積は 48.3 坪 (昨年 58.8 坪から -17.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。
上位 1 駅(博多駅)は +234.9 %(坪単価 +377.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(博多南駅)は +4.6 %(坪単価 +4.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 0.7 % → 2023年 4.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 18.2 % → 2023年 18.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 27.0 % → 2023年 30.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 36.5 % → 2023年 34.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 538万円/坪(163万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +234.9%( +377.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2022年)に比べて -29.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった博多南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.6万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +4.6%( +4.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 102 件(1年前(2022年)に比べて -19.7%( -25件/坪)と不調に推移しています。)。
JR博多南線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
博多駅 | 538万/坪 (24.5年/68.1坪) | 161万/坪 (28.8年/79.5坪) | 181万/坪 (26.9年/66.3坪) |
博多南駅 | 94.6万/坪 (20.0年/68.9坪) | 90.4万/坪 (17.0年/71.3坪) | 88.8万/坪 (15.3年/67.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
博多駅 538.4 万/坪(昨年同期比 +234.9 %)
博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 538万円/坪(163万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +234.9%( +377.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2022年)に比べて -29.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 28.8年から -15.0 %減)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 79.5 坪から -14.4 %減)。平均建物面積は 90.1 坪 (昨年 129.9 坪から -30.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 28.8 年 → 2023年 24.5 年、-15.0 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 38.7 % → 2023年 28.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 22.6 % → 2023年 19.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 13.2 分 → 2023年 15.3 分、+15.7 %と増加)
博多南駅 94.6 万/坪(昨年同期比 +4.6 %)
博多南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.6万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +4.6%( +4.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 102 件(1年前(2022年)に比べて -19.7%( -25件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 17.0年から +17.1 %増)。平均土地面積は 68.9 坪 (昨年 71.3 坪から -3.4 %減)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 42.4 坪から -8.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 27.6 分 → 2023年 24.2 分、-12.5 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 0.9 % → 2023年 4.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 17.0 年 → 2023年 20.0 年、+17.1 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.2 % → 2023年 33.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 12.8 % → 2023年 15.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示